【映画の中の詩】欲望という名の電車/藤原 実
 


『十四行詩(ソネット)―ポルトガル語からの―』(石井正之助訳) 世界詩人全集 第3巻 河出書房

このシーン、ただロマンティックな雰囲気を出すだけのために詩が引用されているとは思えない。
テネシー・ウィリアムズはなぜブラウニングを引用したのだろう。
そしてなぜブランチはブラウニングを好きだと言ったのだろう。

それは同じく『ポルトガル語からのソネット』の別の知られた詩を暗に思い起こさせようとしているのではないだろうかと、ふと思ったのです。

{引用=エリザベス・ブラウニング『ポルトガル語からのソネット』#14(石井正之助訳)

貴方が私を愛さずにおられないのでしたら、
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