gastronome 61-70/AB(なかほど)
 
 
ポカリスエットぐらいの朝
とぎ汁ぐらいの昼
赤ワインぐらいの濁った夜に
 
 
あなたにとってそれが詩であっても
台所のあなたのつぶやきの方がよほど詩的
日曜に寝っ転がってる僕にとっても
 
 
 
いつまでも紅いほっぺたのままではいられませんが
ずっと待ってる
って言ったけどそろそろひからびちゃいます
 
 
 
うたー の上の口は餅を食べる口
下の口は鬼を食べる口
その願いが世界中に届くといいね
 
 
 
うずくまる彼の悲しみの雨で
そうしてぬかるんだ彼の足跡に
種を蒔いてゆくのだ
 
 
 
鯵/秋刀魚 海鰻/甘鯛 団扇海老
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