【映画の中の詩】『イースター・パレード』(1948)/藤原 実
であるのと同じこと、
おまえの魂は固定した脚、うごく気配がなくても
やはり動く、もう一つの脚が動けば。
それは中心に静止しているが、
それでももう一つが遠くをさまようとき、
その身を傾け、耳をすまし、
帰ってくればまっすぐに立つ。
おまえはぼくにとってそのようなもの、
ぼくは片方の脚のように、傾いて走らねばならない。
おまえが堅固であればぼくの円は正しく描かれ、
出発したところにまた立ち帰れる。
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参考リンク:
『誰がために鐘は鳴る』ヘミングウェイ著、 大久保康雄訳 https://dl.ndl.go.jp/pid/1336440/1/10
『文芸批評論』T.S.エリオット 著、 矢本貞幹訳https://dl.ndl.go.jp/pid/1336819/1/63
『ジョン・ダン詩集』星野徹訳
https://dl.ndl.go.jp/pid/1673605/1/93
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