つれづれと俳句/朧月夜
 
薄紅葉家の庭にもあったっけな

惚けてはうつつに帰る秋の昼

母の味欠けていたのは椎茸や

そぞろ寒戸外に出るも少し震え

果てしない夜中にまんじりともせず目覚め

秋の朝見上げる空にいわし雲

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