少焉/あらい
うつくしい、こんな月夜。さかのぼり
近く踏みしめる群青の場で殺されました
それら蜃気楼の羽音散らした溘焉の祀り
憧れ/畏まり、
一欠が大分 煤けた習慣の、痛ましく白い苹果の
上塗りした復讐心が、もう目真苦しいのだ
つまり
振り出しの風鈴の、ときの うれい、とLynxの
舌は?ざらく 武装した策士であろうと静けさ、
部屋外に取り巻いて
滑ナメる。
特に雨水自棄酒の濁声のさやに安ら嵩
昴を砕いては、惜しむべき表象の結氷が、
じんわりとくだを巻き 反吐を架く
ここに それとなく すくなくとも つめたいから
まのあたりにして もがいている。やおら、さまざま
かみさまはきえさりやすい。あかるいひに、さくばん
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