解体屋/
ポンテク
何も無いはずなのに
何かに引き寄せられる
ような
すべては離れていくいっぽう
一部分だけがつながっていく
感覚が
言い知れぬ
深みへと
引き込んでいく
自分の部品が
一つずつ解体され
様々な箇所へと
ベルトコンベアーに
揺られながら
仕分けされていく
バラバラに
なる事への
幸せがある
変化の時を
受け入れる
柔軟さが
壊し続ける
理由を
与える
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