記憶に残るライブエピソード/板谷みきょう
 
あごあしまくら込みでも
赤字になってしまうライブを打って
ツアー巡業をしていた頃
芝居小屋と劇団を持つ
江別ドラマシアターども?で
弾き語りライブをした

店主は演出家でもあり
ボクは16歳の時に初めて会ってから
お世話になりっぱなしの
ホームと呼んでも良いハコのはずだが

歌心がない
伝えたいものが見えない
余計な話をするな
何処を見て歌ってるんだ
無駄な動きが多い

店主からは何年もの間
ずっと
ダメだしが続いていた

ライブ終了後
打ち上げ交流前に
帰っていく観客を見送り
挨拶をしていると
年配の男性が若い男性を連れ
近付いてきた


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