戯作者からメッセージの付録/アラガイs
 

 モリエールからドストエフスキーへ至る僕たちは人間が嫌いだった

鳶から揚げをもらってありがとう。宇宙から見上げれば重量の力を借りているだけそれだけだからこの不安は不安と入り混じれば風船は鳶を追いかけるだろうね。ほら、空気を入れてごらんよ。虚しいよね。空気が膨らんで風船も膨らんで重力に逆らえない僕らは虚しい存在で

                            すり替えられた名前がきみの底なし沼から片足を洗い流しても片足は裸足のままなんだから遊園地を巡ることもできなかった。あなたは詩を書くのだから移籍しても大丈夫よねってまだ六歳の子供に言う母親の心境がわかる気がして僕らは人間
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