詩想15/ひだかたけし
 


バロック的色彩像に
グロテスクな大仰に
飛び交い穿たれた無数の眼、

平面から立体へ垂直に流出し、
因果の壁破り源頭へ遡行する、
時間もドリームランドも呑み込み、
無数の眼の湧き立つ無限に向かって

飛び交い穿たれた無数の眼、

私が在る 君が在る 
在ること実感し
予感する

在ることの根拠、

(平面因果ではなくして)

垂直目的を明らかにすることだと。






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