「君たちはどう生きるか」を自分はどう見るか/木屋 亞万
栄養がある。しかも新作だぜ(「この車は四駆だぜ」のテンション)。
「となりのトトロ」や「天空の城ラピュタ」をセリフを覚えるくらい見て、トトロのカンタのおばあちゃんのモノマネをしたり、Twitterでバルスを叫んだ世代だ(サーバーが落ちてクジラが出た)。本棚にナウシカのマンガが全巻あるし、テレビで何度目かの夏のジブリを見る。「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」をリアルタイムで映画館で見たことも、かけがえのない思い出。
エンドロールには、スタジオカラー、Production I.G、スタジオ地図、スタジオポノック、ufotable、コミックス・ウェーブ・フィルムが出てきて、もはやアニメ界のオールスターだった。庵野さんも細田さんも米林さんも、今や第一線で活躍しているし、新作が出たら欠かさずチェックしている。ジブリの歴史とそのすごさを改めて感じた。
もう宮崎駿の次の新作は見れないのかな、また見たいなと思いながら、劇場からの帰り道に、あれこれ考えながら歩いた。今作もとても良い映画だった。
戻る 編 削 Point(3)