「君たちはどう生きるか」を自分はどう見るか/木屋 亞万
っと窓にもぐりこむ動き。あやしげな声。雰囲気。屋根を歩く足音。ナツコの鏑矢と、眞人の手作りの矢の対比。肥後守(ナイフ)を研ぐところ、砥石と水。白米を糊にして矢を作る(洋館の一階にはおひつに白飯がある。ばあやたちはうすい粥を食う。眞人は「おいしくない」と言う。普段は白飯を食べてるから)。矢の呪術じみた動き。(アシタカが放った矢みたいだ!)
家を歩く時の床のきしみ。父とナツコの大人ふたりだけの時のイチャイチャ場面に出くわした気まずさ。そっと部屋に戻るときに、そうっと歩いていても床やドアの音が大きく感じる。
金持ちの転校生が入ってきたときのクラスメイトの排他的な表情。奉仕活動をしていて、も
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