短歌雑詠/
朧月夜
夏空に恨みのような目を向けて、サラダを食す。ひとりの時間。
急な驟雨に雨傘もなく、濡れて走らせる自転車の上。
饒舌な父に合わせて受け答えを。こんな時間はいつまで続く?
食べられる、食べられない。好き嫌いではなく、そんなこともあって。
部屋のなかはうだる暑さ。こんな時にはただ扇風機を……
夢見ることもなく、浅い眠り。コカ・コーラで目を覚ます。
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