138億光年の孤独/ひだかたけし
 
同心円の瞳孔
三角の弛緩した筋肉
血液と神経と
共感と反感、
眼 形造り

中庸を維持しながら
感性の異常な高揚を、

広大無辺の水色
柔らかな硬さに

合体させ溶かして

溶けて蕩け

孤独に覚醒し


戻る   Point(2)