勝手にやらせろ/ホロウ・シカエルボク
暴力を詩情に変換できるシステムが必要不可欠なんだ
床を拭きながら新しい一節を考えていると
いつのまにか拳を握りしめていた
薄汚い毎日を誰かのせいにしたことなどない
それだけが俺に唯一出来る自慢なんだ
パンクスピリットだ
どうしたってそこからは抜け出せそうにない
衝動が収まったことがない
馬鹿みたいに心臓の筋力が頑丈なのさ
それがどういうことかわかるかい
俺は死ぬまで隠居なんか出来っこない
寝惚けたお前の目が見開かれるくらいに
猛烈なやつをぶっ放そうか
俺は生きながらにして鮮烈に死ぬことが出来る
そんな手段ならいくらでも思いつけるのさ
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