斜光/ひだかたけし
 
響きの世界に居る俺は
踊る人、躍る宇宙
面映ゆい想い抱え
重い荷を背負い
地軸の揺れ幻想
排し笑い飛ばす

この響きの色彩の匂いの世界にて

もはや意味成さない
言葉を並べながら
ふわっと揺れ裂け
開く時の瞬間捉え
響きの意志思考に
耳傾けて耳澄ませ

あなたの顔に触れた時の感触
あなたこそ永遠の意識の娼婦
孤独透明な呪いの声の壁築き

この響きの世界で躍りの宇宙にて

日々努め営み
危機に瀕して
日々委ね生き
日々死にかけ

夕暮れ時の斜光、

その橙の広がりが圧倒的だ。



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