シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
ら』だっけ」
涼歌「『くだらない馬が』だったかも。川上先
輩この話しするたび興奮して変わるから」
遥「でも、レース終わった後にそんなこと言っ
たんだよね、だから三冠見逃したって」
涼歌「はい」
遥「どんなエライ解説者か知らないけど、言っ
ていいことと悪いことがあるよね」
涼歌「はい。ボーガンは自分の走りをしただけ
なのに」
絵をじっと見つめている二人。
遥「ねえお涼ちゃん」
涼歌「はい」
遥「ちょっと手ぇ加えていいこの絵に」
涼歌「手? 別に、いいですけど……」
遥「黒ペン使っていい」
涼歌「あ、はい、どうぞ」
遥、涼歌の絵に向かう。
涼歌「
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