鎌首/ゼッケン
ロシアとウクライナの戦争によって証明された後、
戦争は民主化されて開かれた
他国のいかなる干渉も受けない閉じた戦争は廃され、
目的と領域が明確に設定された範囲内で戦争が「承認」される
まるで昔のサイエンスフィクションのようだが、
すべての戦争の放棄というのもファンタジーだ
限定戦争を常態化することによって世界を破滅させる大戦争を行う余力をなくす
核兵器による相互確証破壊に代わり、
多極化した世界では疲弊戦略が取られるようになった
地元のマイルドヤンキーたちは戦争に行って死ななければ、
地元で武勇伝を語ることができた
後方勤務の息子は地元の同世代たちからは嘲笑されるだろう
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