短歌雑詠/
朧月夜
梅雨空の果てしなく続く闇を越え、野山の果てに虹を見るかな。
今年最初のアジサイを見た。それでどうとする、我もなきにして。
日々徒然な、なんともなしに歌を歌う。哀れはいずこ、我には無くして。
蝸牛の、行く跡を辿るわずかな旅。季節が巡る、速さとの対比。
今日も又、父との二人の夕食を。あれやこれやと、乞われ恕める。
戻る
編
削
Point
(3)