タビラコと仏の座のロゼット/為作
 
背丈が低いという短所も長所に成り替わります。茎を伸ばす必要がないので栄養を貯めておくことができます。地面に対して這いつくばるように生える葉は土の温度を利用し冬の外気温から身を守ることができます。放射状に伸びる葉は隣りの個体と葉が重なり合い光合成を妨げることを未然に防ぎます。?これらの条件はタンポポと同じキク科に属する主題のタビラコにも大凡通用するでしょう。??「タビラコと春の七草。」??タンポポやタビラコ以外にもロゼットで冬越しする植物はたくさんあります。その中で身近なところから論うと春の七草のうちの5種類はこのロゼットの状態になっています。セリ、ナズナ、ハハコグサ、ハコベ、そしてホトケノザ(タビ
[次のページ]
戻る   Point(0)