星のひかり/soft_machine
 
 ひとりで
 星を見る

 水を湛えた
 ナウマン象の足あとに
 両ひざを抱え
 転がした
 身体を透り抜けながら

 ひとりで見る
 星のひかりよ

 むき出しの
 大理石を
 聖なるまで彫る指は
 誰も幸せになど出来ない
 なみだと
 孤独にだけ訪れるのは

 ひとり
 持ち上げる
 星空のひかりよ




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