うぞめき、ろまん。/あらい
齢の股から屍の如く
白腕がごっそり生えてきたサンダルウッドの景勝が見事であって
知性の乏しい殻と、勿体ぶって、豪壮の槍を
/線香花火の恵慈に突き立てる
『横暴よ。』
確してみれば、稀有にぞんざいの、戯言の細部を圧縮する
『毘藍婆よ。』
制は尾となり豪は僅か、人針ヒトハリの含光ガンコウに愉快であった、
ならばそれが一粒の偽薬に
蜥蜴の爪/刃毀れの煌き/篇先のシーグラスを微温く
鋒を寝かせた番師ツガイシの拍動を異沓イクツか、禍災に戻したという
――allegory――
ならば糸を引く、詩を奏でる。
祈りをも額ずき。整列した暗号が
一斉に礼を布いた。どのみち、
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