1泊2日の里帰り/
ヤマト
久しぶりに会った友達は
標準語になっていた
関西生まれの関西育ち
生粋の関西人の彼が
標準語とともに僕のもとへきたのは
ゴールデンウィーク真っ最中の
ある日の夜だった
2000円分ぐらいの酒と
お土産話と
少々の愚痴
それだけで5、6時間はしゃべっただろうか
社会に出ればヒトは変わる
なんて言葉はウソ
まったく変わらない
おバカなままの彼は
変わらない笑顔と
少し取り戻した関西弁とともに
東京に戻っていった
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