いっしょにいようよ/秋葉竹
あたし
くるっちまいそうなくらい
ホンキのこがねいろの恋を
してしまっている
みたいなんだよなぁ
わかりやすい夢を
ひとつふたつ蹴散らしても
やすらかな陽気な日常を
静かな湖の底に沈めてしまっても
この恋を
叶えたいと
希うんだ
それで
残った悲しみが
みあげる夜空にちいさく輝いて
スーって
流れ落ちて
小さく遠くなってゆき
もはや消え去る直前に
もう一度
死の直前の煌めきと
忘れられない
甘かった
幼少時代の幸せなあたたかさを
あたしのこころに最後の
トモシビとして残して
そしてそのあと
消えてゆく
消えてゆく
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