パピエ・コレ『六花』/まると
 
春風や梢の雪のとける音


薫風や私は私でいてもいい


チャウダーの夢あしたの歌ほととぎす


私とは思うところの全て春


日輪の君と私と春の猫


探されたい猫が吾が猫一茶の忌


バイエルといつかの土手のクローバー


思い出となったあなたの冬の骨


その窓をあおげば六花あしたまで


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