空を見上げる/
岡部淳太郎
によって優しく知らされるのだ。そして、思考は空に飛び、想像は空を舞う。人としての窮屈な日常から一瞬解放され、人を越えることでより良い人に近づくことが出来る。空を見上げることは遠い場所への視線を鍛えることであり、それは自らの足下を見ているだけでは決して得られない貴重な方法だ。
今日も空は無言で人びとを見守っている。それに応えて空を見上げる人が、少しはいても良い。今夜の星は、どれだけ美しく輝いているだろうか。
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