対立し合う響き/ひだかたけし
 
円と正方形の
噛み合い、深まる
春の
冬と夏の境に在り
対立し合う響き、
揺動し息吹く
生命たちの
無限の彩りに

空の青 広がり
世界という意識、
充ちて
わたしは街に眩めく、

対立し合う響きのハーモニー

この無常と永久の狭間に立ち。


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