マイブロークン アキハ/秋葉竹
べつに、
くっだらない人生を
生きてきたとはかぎらない。
べつに、
あんたがいなくても、
そうそう世界の景色は
変わらなかったのかもしれない。
けど、ほんとうのところ
あたしには、削りあうような
あんたとの関係しかなかった。
高校の
陸上部のタメで、
あんたの走り高跳びを
憧れてみてた放課後もあったよ。
けど、
なぁんか、素直になれず
ふたりともだちだったけど
なぁんか、ケンカばっかしてたね?
とつぜん、
いなくなられたあたしは、
あんたのお家へ
お焼香に行き、
お悔やみの言葉も知らずに、
まるで狂ってしまったみ
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