シナリオ・駒は乙女に頬染めさせて?/平瀬たかのり
 
界一の腕は鈍っ
 ちゃう?」
   ふふっと笑う駿太。
   ×     ×    ×
  鍛冶台を前にして蹄鉄を打つ駿太。
   ×     ×    ×
  蹄鉄をレナーテの蹄に押し当てる駿太。ジュワッっ
  と音がして煙が上がる。
伽耶・沙耶「うわっ!」
   二人を見て微笑む駿太。
駿太「魔法を使ってるから熱くないんだ」
寿々芽「――嘘教えてんじゃないわよ」
    ×     ×    ×
   出来上がった蹄鉄をレナーテの蹄に釘で打ち付け
   る駿太。仕上げを終え、右前脚の装蹄を終える。
   寿々芽を見て。
駿太「四本全部終わるまで見てるつもり?」
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