シナリオ・駒は乙女に頬染めさせて?/平瀬たかのり
 

   マリアラパスと対峙している寿々芽。
寿々芽「いよいよだ。上々の追い切り。文句なく仕
 上がったよ。自分で分かってるよね」
   寿々芽の言葉をじっと聞いているマリアラパ
   ス。
寿々芽「わたしはマリアを信じてる。だからマリア
 もわたしを信じて」
姫香「作戦会議中失礼しま〜す」
   振り向く寿々芽。姫香が微笑んで立っている。
寿々芽「え――あ、そっか。姫香ジュベナイルフィ
 リーズ乗るのか」
姫香「はい。お久しぶりです。こちらが噂のマリア
 ちゃんですね」
   マリアラパスの前に並んで立つ二人。
寿々芽「そう。栗東最強のヤンキー娘。ほらマリア、
 
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