ブラッド・メイクス・ボイス/ホロウ・シカエルボク
 
の純化だ、俺が詩を書くことによって、俺という存在が純化されているのだ、勘違いしないで欲しい、俺は綺麗なものになりたいわけではない、俺はそんなものに憬れてはいない、ただただ貪欲に、生きる心、目的をもって、人生を遂行しようとする、至極人間的な野性の在り方を、俺が書くものによって示し、飲み込みたい、俺が書く理由は、生きる理由はそこにしかない、ここに、こんな風に生きているものが居るぞと世界に示したいのだ、お前だって本当はそうじゃないのか、理由なんて突き詰めればきっと、誰だってそういうものになるんじゃないのか、懸命さについて…自分自身との戦争だ、自分を撃ち殺し、切り刻み、バラバラにして放り出すことは、書くこ
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