ニュー・イヤーズ・バット・オールド・イヤーズ/ホロウ・シカエルボク
められない
何も始まったりしない
何も終わったりしない
時間がかかっていたことが簡単に済むようになって
人々は考えることを忘れてしまった
車道で死んだ猫の死体を片付けるのには優しさだけあればいい
俺はオーバーイヤーの中で
もう死んだやつの歌で心をなだめてる
誰だってヒーローになれる
誰だってヒーローになれる
暗いうちに眠ることも出来ない
でもそんなやつはきっと
誰よりも夜明けの美しさについて語ることが出来る
港の側で
北風に吹かれながら君に手紙を書くよ
どうか思い出してほしい
薄ら寒いくらいの純粋が二人にあったことを
歯の浮くような音楽を聴きながら
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