「ブルースのような毒のある詩を書きたい」/ジム・プリマス
どちらにしても俺は
生きてゆくしかないないんだろうな
この毒に満ちた世の中の表層を
漂うようにして
いくつか抱えていた夢も
半分以上諦めたけど
ただ、ひとつだけ確信があるのは
長かった地の時代の闇が終わりを迎え
風の時代の夜明けが必ず訪れることだ
古いシステムにしがみついている奴らが
今までさんざんバラまいた
嘘とデマに騙されている
善良な国民の皆さん
もっと毒を飲みなよ
そうすれば俺のように
もう少し斜めに傾いて
世の中を眺められるようになるさ
それが幸せなことなのかどうかは
自前の脳みそで考えてくれ
飯を作らないといけないので
俺は席を立つことにするよ
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