おねがいをしたころ/祐伸
 
もきれいなんだ


教養を強要されるかのように植えつづけて
花が咲くまで待てないと喚きちらした
小学校と中学校は隣接していて
広い世界を見る事が出来ないからいやだと 喚きちらした
子供が入ったって精一杯な 狭い狭い風呂釜の中で
僕が100秒絶え続けた理由は
そこはかとなく ある種 そこはかとなく
一つの建造物をつくるかのような はかなさで
すすんでいくだろう時間を 待ち侘びたからだ


おねがい という曲を小学生の時に作った
子供心に 悩みが常に押し寄せるような
そんな多幸な時間を
望んでいた結果かもしれない


百 待てなかったからって
とやかく言われたくないし 言いたくもないわけだ
だけど百 待つことに意味を齎せれてるから
こうして言葉を弄したり
笑いあったり 無駄な事で頭を抱えていれる


ねがいをかけたあとすぐに
ねがいがかなうわけじゃないから
いろんなことに感謝をしなきゃいけないと感じる

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