ドイツの思い出/秋田の米はうまい
 
さんがお洒落で妙に印象的だった。


夕方、健脚の友達がブドウ畑を登りたいと言うので渋々ついていった。

登っても登っても道が続いていて上の方に出たときに鐘の音がした。
はるか向こう側の高台に小さな集落があって、夜でも白夜みたいに沈みきれない太陽のせいで色を失って白くぼんやり光っていた。
ダニエルの友達で ハンサムだけれど陽気すぎる(名前が思い出せないが、確か)ミカエルが上半身裸で逆立ちしていた。
私も友達もTVゲームばかりしてマンガしか読まないような人間だったから、見たことがないような青春を謳歌する同年代の若者が異世界だった。
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