駅/
soft_machine
棄てたのか
わたしが知らない者に
わたしを預けてしまえると
ふるさとは 線路につづく
炎に包まれた
山の向こうの 幸せ
こんな 簡単なことに気づいた頃に
あなたは 消えてしまったのか まぶしくも
残酷な うつくしさだけ残し
またたく幻
あなたは いなかった
これは 座りこんだ迷子
遺失物係の かなしみでよみがえる
不器用で 不安定なひかり
こんな想いもいつか
いい音色で響く
いい匂いで笑う
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