夜底の誘い/
ひだかたけし
味覚、湧き溢れる土星に
熱、滾り流れ
原初の宇宙を思考し遡る、
己、病に相貌窶れながら
未知の音色 無限に広がる、
静かさ夜底に
日々営み努め待つ、貴女の示唆
微細な現れ、愚鈍に見逃され
冷える肉、蹲る便器に
宇宙は在る、
思考する心の奥へ億へ誘い
戻る
編
削
Point
(3)