「サクマのドロップ」/ジム・プリマス
 
サクマのドロップ缶には
カラフルなドロップの
挿絵が描いてあって
ほかのところは金色のメッキで

平べったいブリキの缶の上の
小さな丸い蓋をポンッと外して
傾けるとコロコロと音をたてて
赤や黄色や紫や黄緑色のドロップが
手のひらに落ちてくる

赤色はイチゴ味で、黄色はパイン味
紫色はブドウ味で、黄緑色はメロン味
たまに入っている白のハッカ味が宝物で
友達と奪い合ってケンカしたりした

サクマのドロップ、無くなるのは寂しいな
また昭和の文化がひとつ消えた
子供の頃に足?く通った
近所の駄菓子屋も潰れてから久しい
そんなことを想い返していた

甘酸っぱいサクマのドロップ
すぐに溶けて無くなってしまうけど
ガリガリっと歯で齧ってしまうのが
好きだった少年の頃
あの時にはもう戻れない




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