詩の日めくり 二〇二二年九月一日─三十一日/田中宏輔
魔ッ子、「燃えろ栄光」「206便消滅す」「あけてくれ」「特典映像」の巻だ。
二〇二二年九月二十八日 「花潜 幸さんと廿楽順治さん」
高校の時、柔道部だったのだが、先輩のひとりに愛されてたのだけれど、気がつかないふりをしていた。ずいぶん初心だったのだけれど、そのときのことを散文で書こうかな。まだ書けないだろうから、初老になってから書こう。もう61歳だから初老かな。
花潜 幸さんから、詩集『初めあなたはわたしの先に立ち』を送っていただいた。日常の出来事をひろいあげて、詩句にする技術に長けている方だなと思った。ぼくより11歳、お齢を召した方だが、言葉使いは柔らかい。こころの
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