詩の日めくり 二〇二二年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
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二〇二二年九月二十四日 「近藤洋太さん」


 近藤洋太さんから、詩集『69』を送っていただいた。「七十歳」という詩のさいごの二行に目がとまった。「詩を書く必要がない自分に気づいた/いつしか書かなくても生きていける人間になっていた」ぼくもそんな気になっている近頃である。 https://pic.twitter.com/slqIiTqT0M


二〇二二年九月二十五日 「古書の値段」


 海外SF傑作選の1冊が、いまアマゾンで30080円で売りに出されている。馬鹿げている。そのうちすぐに500円くらいになるだろうが、こんな値付けをする輩の神経を疑う。

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