トンビと俺と光の朝と(改訂)/ひだかたけし
 
光の朝に天高く
突き抜けた青をトンビが舞う

東京郊外にトンビ、飛ぶ!

あの、
高々と大きくのんびりと
旋回しながら舞い飛ぶ姿、
記憶の底から間違いなく

朝の輝きを光源を
より近く浴び
トンビは舞う

初冬の冷気に晒されて
光の朝へとこの俺も
ゆっくり一歩、踏み出して




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