玄明/
湯 煙
おまえと向き合い 対峙する
玄明をおもえ
機械ではない というなら
暁のはじまり 風のない
すべてを包みこむ 巨大な闇空
十二月 ひとつの満月
裸足のまま突っ立っていた
墨で記した木札 その下に
脚を組み 眼を光らせる
おまえは
なにものだったか
戻る
編
削
Point
(3)