詩の日めくり 二〇二二年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
口爆縮」


 9作目は、アンドリュウ・J・オファットの「人口爆縮」全世界の人間がある齢になると死亡した。はじめは80歳代だったが、78歳になると死亡した。それから年代が下がっていって、主人公は45歳なのだが、主人公が45歳のときの人間は57歳で死ぬことになっている。世界から老人がいなくなった。


二〇二二年八月三十日 「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」


 10作目は、ハーラン・エリスンの「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」万能コンピューターが開発されて、人類はそれに滅ぼされた、5人の人間を残して。5人はコンピューターに憎まれて、永遠の命を与えられながら苦しめられ
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