詩の日めくり 二〇二二年八月一日─三十一日/田中宏輔
しい短篇だった。おもしろかった。
2作目は、サミュエル・R・ディレーニイの「ドリフトグラス」肉体改造されて水陸で生きられる身体に改造された主人公は、以前に海底ケーブルをかける仕事で事故に遭った。両棲人間である若者が主人公と同じ仕事につくことになった。結果はまたしても事故。若者は死んだ。抒情的な叙述でよかった。ちなみに、ドリフトグラスとは、コカ・コーラの壜などガラス材が割れて、それが海底で水流によって摩滅して角がとれて、月の光に照らしてみたりしたら、すごくきれいに見えるというしろもの。それは海辺でとれる。ガラスが材質のもの。主人公はそれを集めている。
3作目は、コリン・キャップの「ヴ
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