詩の日めくり 二〇二二年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
らしながら生きていた。そこへ女から電話がある。つぎには部屋の外にまでくる。男は飛び降りて死んだ。

 8作目は、ロジャー・ゼラズニイの「ファイオリを愛した男」永遠の命をもった男がファイオリという種族の女と出合って愛し合う。しかしファイオリは相手の死ぬ1か月前にしか現われない。男はしかし永遠の命をもっていた。男はファイオリと別れる。男は墓守としての仕事をつづける。

 きょうもジミーちゃんと日知庵に飲みに行く。ふたりのあいだの話題といえば、病気のこととか、健康に関することが多いのだが、共通の友人のこととかも話す。

あしたは市立病院だ。糖尿病。


二〇二二年八月二十九日 「人口爆
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