もう一つの光景/ひだかたけし
ひなたぼこ、
光の海を泳いでる
子供たちの有り余る声、
響く大地に
泉の水が溢れ出す、
泉の清水、止めどなく
それは内密な場所で起こること
それは秘められたもう一つの現実
子供たちは遡る、
時の源頭まで
有り余る声響かせて
母なる自然の力、継承し
人間以上目指す人間として
子供たちは遡る、世界の水源まで
横溢する光、
黄に輝き聳え立つ岩峰、
苔むす緑の泉の原、広がり無限
閃光走り引き裂く空間に
憧憬の予感は現実となり
子供たちの有り余る声、
響く地球に
熱流、肉を貫き
新たな世界、内奥からもう一つ広がり
銀河の旋回する音楽聴こえ
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