C / B/墨晶
る、多分)
喉が潤うと、水氣を奪うようなものが食べたくなったので、クロワッサンを夜空から取り外して食べた。
「外側はパリパリで中はフワフワモッチリでね、いやー美味かったっすよ」(談)
クロワッサンを食べてしまったのでウイーンは暗?の?になると心配したが、見上げると?い天空の中、バナナがシャンデリアのように耀いている。
腦中に、「スライスしたバナナを碎いたチーズクラッカーと共にプレーンヨーグルトにぶち込んで喰え」と云う思念が侵入してきた。わたしはそうするだろう。わたしはそうせざるをえないだろう。そうするのがわたしだろう。わたしなら當然だろう。兎に角・・・、だろう。この辺でやめておく。
わたしは服を脱ぎ籠に放り込むと、汗のガウンを纏うまで、濡れたサドルが滑るまで、風の中を驅け拔けた。
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