みんな マスクをつけている/ダンテ カフカ ランボー
 


「世界」と調和 していて 別に 不快ではない




ここに至って ついに 「マスク」をつけているひとも 奇異感はなくなる

「マスク」をつけていない わたしも 「世界」内に 奇異感なく 

歩いていいる ようだ




思惟という 異様な 方法で 「世界」を 見ていた

わたしも

「世界」内存在となり 「マスク」をつけているひとも

「世界」内存在となった ようだ




晩秋の 秋の 美しさは 

「世界」内存在の 不条理 を 克服したのだろうか?




わたしは 静かに 並木道を 歩く

晩秋の 秋は ただただ しずかに 静止している

しかし その存在が 「世界」内存在か どうかは 

わたしには 判らない

ぶらぶら 歩いて 考えた



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