詩の日めくり 二〇二二年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
あちこち飛ぶし、主人公の話は、心理学と物理学の話ばかりで、全然わからなかった。こんな読みにくくてつまらないものを傑作選に入れる編者の気が知れない。頭が悪いのだろうか。


二〇二二年七月三十一日 「ゲイ・バー」


 ぼくが高校3年のとき、父親がおもしろい店があるからといって、京都のゲイ・バーでは老舗の『ニュー・ラグ』に連れて行ったのですよ。3年後、うろ覚えの場所をたずねて、ひとりで行くぼくでしたが。父親、澁澤龍彦が好きだって『血と薔薇』3冊ぜんぶ持ってたし、『薔薇族』や『さぶ』も読んでたけれど。

 それに『ムルム』まで読んでたわ。奥さんである継母公認。単なる趣味だと思ってたらしい。海外SFや海外ミステリー読んでた父親の影響、もろにかぶっているし、海外音楽も父親の影響。家族、引きずってるなあ。


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