詩の日めくり 二〇二二年七月一日─三十一日/田中宏輔
、海外SF傑作選のさいごの1冊『ファンタジーへの誘い』1年ほどまえに再読したと思うのだけれど、収録されている13作中、記憶しているのは5作だけだった。オールディスの「不可視配給株式会社」と、テヴィスの「ふるさと遠く」と、テンの「13階」と、ビグスビィの「きょうも上天気」と、フィニィの「ゲイルズバーグの春を愛す」の5篇。忘却力のすさまじさに自分でも驚く。 https://pic.twitter.com/vTweR08E6A
ラファティの「みにくい海」はタイトルだけ憶えていたが、内容は忘れてしまった。なんにしても齢をとったものだな。若いときには、どのような文章が、どの本のどのくらいのページの右
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