存在は その恐るべき 姿を ?き出しにしてる/ダンテ カフカ ランボー
沈黙は 私と 世界を 巨大化する
また あるときは
私と 世界を 縮小する
私の沈黙と 世界の 静寂の中で
私は 私の 巨大な手に 驚く
眼前の 私の沈黙と 世界の 静寂の中で
視力と視野だけとなった 自我と
眼前に見える 巨大化した 手だけになった 自己の姿に気づく
驚き 怯えるときもあり
当然と 思うこともある
世界と 私が 縮小したときには
ものと 世界が 小さくなり
私も 小さくなるのだが
なぜか 私は 背が高くなったように思う
私と 世界は 縮小し 距離が 遠くなったのだ
何か 物が 遠く
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